訪日外国人に人気の日本観光地ベスト10 in 2019

日本を訪れる外国人には、どこの観光地が人気なのでしょうか?

この記事では、訪日外国人に人気の日本の観光地ベスト10をご紹介します。「日本で最高の場所」(best places in Japan)という英語のキーワードで検索し、日本の観光地について英語で書かれているウェブサイトの上位から集計してみました。日本人にとっては意外な結果となりました。

これから日本への旅行計画を立てようとしている外国人の方にとっては、きっと行ってみたい場所が見つかると思います。

日本ってどんな国?

まず、日本に来たことがない外国人の方々に向けて、日本の地理的な地域についてご説明します。日本は小さな島国で、国土面積はドイツとほぼ同じくらいですが、とてもたくさんの魅力が詰まっています。

日本は8つの地方に分かれていて、北海道から沖縄まで、全部で47都道府県あります。南北に長いため、それぞれの地方や地域によって、季節も違えば見どころや食べ物も変わってきます。

1回の訪問では、とてもその全部を見ることはできないでしょう。初めて日本に来る方は、以下にご紹介する人気の観光地の中からまず選んでみてください。

外国人に人気の日本観光地ベスト10

わたしたち日本人から見た日本の魅力と、外国の方が思う日本の行きたい場所って違うかもしれない……。そう思って、Googleで、“日本で人気の場所(best places in Japan)”をキーワードに、英語のウェブサイトを検索してみました。

その検索結果の上位から順番に、日本の観光地ベスト10やベスト30などが書かれているサイトの中身を一つずつ見ていって、それらを集計しました。

各英語のサイトに紹介されていたのは、1カ所の観光スポットだったり、人気のエリア全体だったりとばらつきがあったので、すべての観光地を都道府県別にまとめています。

以下の日本地図を参考にしながら、行きたい場所を探してみてください。この地図を見れば、どの県とどの県が隣接しているか、イメージしやすいかと思います。時間がある方は、一度に何カ所か近い地域をまとめて観光することも可能ですね。

(↓クリックすると、日本地図が別画面で開きます)

10.岐阜(中部地方)

日本の真ん中あたりにある岐阜県。そこには1995年に世界遺産に登録された白川郷があります。その美しい景観には、日本の昔の農村の風景がそのまま残っており、また村の人々もその中で昔ながらの暮らしを続けています。雪に覆われた冬の景色が特に有名ですね。

また、白川郷の近くの飛騨・高山には、江戸時代を思わせるような古い街並みや、温泉も数多くあり、とてもいい雰囲気でした。最近では、大ヒット映画「君のは。」の舞台のひとつとして多くのファンが訪れています。

9.神奈川(関東地方)

神奈川県は東京のすぐ南に位置します。神奈川で一番の人気は鎌倉の大仏でしょう。13世紀に建立された青銅造の大仏は、高さ13mもあり、その大きさに圧倒されます。大仏の中に入ることもできます。

また、鎌倉は、日本で初めての武家政権が12世紀に始まったときの鎌倉幕府の地でもあり、たくさんの神社仏閣があります。

わたしは時間に余裕があったので、もう少し足をのばして、日本初の野外美術館として知られる箱根の森彫刻美術館に行き、新鋭アートを見学しました。歩き疲れたあとは、箱根の温泉にゆっくりつかるのも気持ちが良かったです。

8.広島(中国地方)

世界で初めて地上に原爆が落とされた地、広島。その象徴で、世界遺産でもある原爆ドームがある平和祈念公園は、日本人としてはぜひ訪れてほしい場所です。ここに行けば、世界の恒久平和を願わずにはいられません。

フェリーで渡る宮島にある厳島神社も世界遺産であり、人気の観光スポットです。海に浮かぶ大きな鳥居は荘厳な美しさがあります。引き潮のときなら、海に降りて歩いて鳥居まで行って、間近にその大きさを感じてみてください。

日本映画のロケ地としてよく使われる、尾道も広島県にあります。古い町並みがたくさん残っているので、絵になる風景を歩いてみてもいいですね。尾道ラーメンもお勧めです。

7.奈良(近畿地方)

大阪の南東、奈良県は、8世紀、奈良時代に日本の首都があった場所です。奈良市の中心部にあり広大な敷地である奈良公園には、およそ1200頭もの鹿が自由に歩いています。神の使いである鹿は、天然記念物で野生動物ですが、鹿せんべいのみ食べさせることができます。エサをあげるときは、じらさないようにしましょう。わたしは鹿をイラつかせてしまいました(笑)。

鹿とたわむれた後は、世界最大の木造建築物であり世界遺産でもある、東大寺大仏殿の大仏様へお参りに行きましょう。息を呑むほど圧巻の大きさです。

6.和歌山(近畿地方)

奈良からさらに南へ足をのばすと、和歌山県があります。そこには、周囲をさらに高い山々に囲まれた高野山があります。

ここは、日本で最初に空海(弘法大師)が真言宗を開いた場所で、日本の仏教の聖地のひとつと言われています。真言宗総本山の金剛峯寺を始め、100以上の寺院が集まる仏教都市で、今も日本中の僧侶がここで修業を積んでいます。日本人のわたしが行っても、息をのむ静けさと空気感が漂っていました。

宿坊といって、一般人も海外からの観光客もお寺に泊まって僧侶の暮らしを体験することもできます。わたしは中学生のときに宿坊体験しましたが、今でもあの独特の雰囲気が楽しかったことを覚えています。とても貴重な体験でした。

5.石川(中部地方)

写真提供:金沢市

石川県は、中部地方北部にあり、その半分は能登半島と呼ばれ、日本海に突き出しています。海岸線は日本海の荒波に打たれ、独特の景観を残しています。お勧めのドライブコースです。

石川県といえば、日本三大庭園のひとつ、金沢の兼六園が有名です。梅、桜、紅葉と、四季折々の花が咲き、季節ごとの美しさを見せます。

冬には、枝ぶりが見事な唐崎松を雪から守るために、空高く縄で枝を吊る“雪吊り”が兼六園ならではの風物詩。わたしが訪れた11月は、ちょうど大勢の庭師が雪吊りの作業中で、その技術の素晴らしさに感心し、しばし足を止めて見上げました。

4.大阪(近畿地方)

日本で二番目に大きい都市、大阪。近畿地方(または関西)の中心地です。大阪といえば、まず道頓堀を思い浮かべます。戎橋に立てば、行き交う人の多さと、グリコの看板に代表されるきらびやかなネオンサインに圧倒され、360度見渡してしまうはず。さながら、日本のタイムズスクエアのようです。

また、大阪といえば食い倒れの街。道頓堀商店街を歩けば、大阪名物のお好み焼きやたこ焼き、串カツ店がひしめき合い、胃がいくつあっても足りません。食べ過ぎて本当に倒れないよう気をつけましょう(笑)。

道頓堀から少し北東にあがると、16世紀に豊臣秀吉によって建てられた大阪のシンボル、大阪城があります。日本三大名城のひとつとも言われ、その大きさと美しさには目を奪われます。天守閣まで観光用のエレベータで登れば、大阪の街を一望できます。夜のライトアップも美しいですよ。

また、最近人気が出ているのは、アメリカ村にある“ビデオゲームバー スペースステーション”。500本以上のゲームソフトや懐かしいゲーム機もあり、ビデオゲーム好きの若者からお父さんまで楽しめます。

3.長野(中部地方)

日本の真ん中にある長野県は、日本アルプスに囲まれており、標高2000m以上の山々が連なる絶景が一望できます。長野県は南北に長く面積も広いので、季節ごとに違った美しさを見せます。

春の桜の時期には、弘法山古墳という、山全体が4000本もの桜のピンクに覆われ、北アルプスを見上げながら、市街地も見下ろせる絶景ポイントがあります。上田城や松本城など、ほかにも30ヵ所以上の桜の名所があります。

夏は、標高が高い軽井沢が避暑地として有名です。高原を散策できる上高地も人気で、緑の山々に囲まれ、澄んだ空気で森林浴を楽しめます。

秋は、山が赤く染まる紅葉を眺めながら木曽路を散策すると、江戸時代にタイムスリップした気分になるでしょう。

冬は、一面真っ白の雪山になるため、長野はスキー場のメッカでもあります。また、地獄谷野猿公苑では、野生のニホンザルが天然温泉に入る姿が観察できます。

2.東京(関東地方)

日本の首都、東京。言うまでもなく、人口も観光客数も日本一です。流行の最先端であると同時に、歴史ある場所や建物も多く残っています。

外国人に一番人気なのは、浅草でしょう。雷門をくぐり、仲見世と呼ばれる商店街を歩くと、一番奥にあるのが日本で最古のお寺、浅草寺です。いつも大勢の観光客でにぎわっていて、活気のある場所です。

また、明治神宮も有名です。ここには明治天皇が祭られていて、毎年、日本一多くの初詣客がお参りする神社でもあります。鳥居をくぐって歩いていくと、広大な敷地に空気が澄んでいるような気がして、とても気持ちのいい場所です。

東京のシンボルである東京タワーは、約51年間、日本で一番高い建造物(333m)でしたが、2012年に、634mのスカイツリーに抜かれました。どちらも展望室がありますので、一度は大都会東京の街を一望することをお勧めします。

東京23区のほぼ中心に位置する皇居。ここには天皇陛下とそのご家族がお住まいです。江戸時代までは、徳川幕府が治める江戸城でした。明治時代からはここを皇居とし、同時に日本の首都が京都から東京へと移されました。最近では、予約なしでも皇居内が見学できるコースがあるそうです。私もまだ中には入ったことがないので、一度は行ってみたいと思います。

古くからの日本文化に触れたいなら、相撲見学や、屋形船で川下りしながらの優雅な食事もお勧めです。最近では、ジブリ美術館やロボットレストランも、外国人に人気のスポットとなっています。

東京は、新旧の文化が入り混じった、日本一エキサイティングな街であるといえるでしょう。

1.京都(近畿地方)

人気スポット1位は、やはり京都ですね。たくさんの魅力がつまっていて、国内でも海外からもたくさんの人が訪れる代表的な観光地です。

8世紀末から19世紀まで、京都は日本の都として1000年以上ものあいだ、繁栄を続けてきました。そのため、歴史的価値の高い建造物や、昔のままの姿で残っている自然の風景が数多くあります。

中でも外国人に一番人気なのは、伏見稲荷大社です。日本各地に30000以上もある稲荷神社の総本宮であり、朱色の鳥居がびっしりと連なる千本鳥居は、美しく見ごたえがあります。

お勧めなのは、嵐山の渡月橋から竹林の散策コースです。四季折々の嵐山の美しさを眺めながら、竹に囲まれた幻想的な通りへと進む道のりは、私が京都で一番好きな場所でもあります。

人気のお寺としては、池に映る黄金の舎利殿が美しい金閣寺や、山の中腹にせり出すように建てられていて、市街の絶景が見下ろせる清水寺などがあります。

お腹がすいたら、「京の台所」と言われる活気ある商店街、錦市場がお勧めです。本物の京都の味が堪能できます。

お腹が満たされたあとは、夕涼みをしながら鴨川沿いを歩き、祇園の花見小路まで散歩するのもいいでしょう。運が良ければ、舞妓さんや芸妓さんに会えるかもしれません。

まとめ

ここでは、訪日外国人に人気の観光地をベスト10でご紹介しました。訪れたい、またはご紹介したい日本の場所は見つかったでしょうか?

日本に興味を持っている外国人の皆さんに、これから日本の魅力をもっともっとお伝えしたいと思っています。

日本へ旅行に来たいと思っている外国人のお知り合いがいらっしゃったら、このサイトがお役に立てるとうれしく思います。