訪日外国人のための日本での移動方法 2019

日本での宿泊場所や訪れたい観光地が決まったら、それぞれの目的地にはどうやって移動しますか? ここでは、遠距離から近距離まで、飛行機から地下鉄まで、日本国内の移動手段についてご案内します。日本を旅した人なら分かると思いますが、こんな小さな島国でも、けっこう移動時間がかかります。それに日本の乗り物には、まだまだ英語表記がされていないものも多いのが現状です。事前にプランが決まっている場合は予約して、そうでない場合は、どういった移動手段があるのか把握しておきましょう。

まずは空港から都心部へ

Beautiful Fuji Mountain viewed from airplane in early winter season.

日本でまず最初に到着する国際空港。主な国際空港からは、連絡バスやリムジンバスがほとんど出ています。主要都市や観光地まで直接移動でき、ホテルに直行できる場合もあるので、海外からの観光客には分かりやすいでしょう。

在来線などの電車や地下鉄は、移動時間が早い場合や料金が安い場合もありますが、東京や大阪のような大都市では、電車の路線は数が多くかなり複雑です。大きな荷物を抱えた土地勘のない外国人にとっては、どの路線がどこにつながるのか、どこで乗り換えるのかを探すのが難しいかもしれません。

ホテルに荷物を降ろしたら、出かける目的地までの距離によって、利用する乗り物を選んでみましょう。

地下鉄を使って都市の中を移動する

日本中ほとんどどこでも電車は走っていますが、地下鉄は主要都市だけになります。日本の地下鉄の正確さ、安全性、清潔さは世界最高水準で、海外でも有名になるほどです。地下鉄のあるエリアを旅行するなら、ぜひ乗ってみてください。ただし、朝と夕方の通勤ラッシュ時間帯は避けることをお勧めします(笑)。

地下鉄がある都市は、札幌(北海道)、仙台(福島)、東京・埼玉・千葉・横浜(神奈川)の関東地方、名古屋(愛知)、京都、大阪、神戸(兵庫)、広島、福岡の12都市になります。

電車・JRで県内や近くの県外への移動(ジャパン・レール・パス)

地下鉄と合わせて、または地下鉄がないエリアへさらに足を延ばすときは、JRや私鉄などの電車を使います。地下鉄と違って、電車は日本中ほとんどどこでも走っています。地下鉄とJR、JRと私鉄など、お互いの路線がそれぞれの駅でつながっている場合が多いので、乗り換えながらうまく組み合わせて移動することになります。

また、近くの県外へ行くとき(東京から横浜へ、大阪から奈良・京都へ、名古屋から岐阜・三重へ、など)も、電車での移動がちょうどいいでしょう。電車には、各駅停車、急行、特急などがあるので、目的地までに乗る電車をしっかり確認しましょう。

7日以上日本に滞在して、JRでの電車移動が多い場合は、JRが訪日外国人向けに販売するジャパン・レール・パスがお勧めです。

新幹線なら遠くの県外への移動がスムーズ

さらに遠くのエリアに移動する場合(東京から福島・金沢・大阪へ、大阪から広島・福岡へ、など)は、新幹線が便利です。世界に誇れる日本の技術と安全が集結した乗り物で、最高速度は時速300キロ(186マイル)以上にもなります。

運行されているルートによって、7つのエリアに分かれていますが、そのエリアを越えてそのまま乗れる新幹線の種類もあります。前述したジャパン・レール・パスを使って、一部の新幹線に乗ることもできます。

そのスピードの速さ、静かで清潔な快適さ、車窓から見える日本の景色など、日本人の私でもわくわくするような魅力にあふれています。新幹線の車内で食べる駅弁も、大きな楽しみのひとつです(笑)。

飛行機(国内線)でいっきに地方を飛び越えての移動

日本は8つの地方に分かれていますが、その地方を2つ以上飛び越えて移動する場合(東京から北海道・福岡、大阪から仙台・北海道、など)は、飛行機で移動したほうがいいでしょう。また、沖縄へは飛行機以外の手段はありません。

国内線には JAL と ANA の大手航空会社のほかに、LCCと呼ばれる格安航空会社などが数多く飛んでいて、路線や利用する時期、予約するタイミングなどによって、値段がまったく変わってきます。

移動距離によっては新幹線と飛行機のどちらを選ぶか迷うところです。飛行機のほうが乗っている時間は短いですが、各空港は街の中心部から離れている場合が多いため、その移動時間も考慮に入れなければなりません。時間も金額も一気に検索できる乗換案内があるので、比較するのに便利です。

高速バスでゆったり都市間の移動

日本には、高速バスや深夜バスと呼ばれる、高速道路を使って走る大型バス路線があります。いろんなバス会社や旅行会社が運営していて、出発地や到着地もさまざまです。

高速バスの特徴としては、長距離の場合はほとんど夜に出発して早朝に到着するので、ホテル替わりになるし、移動時間も節約できます。また、飛行機や新幹線に比べて、料金設定もかなり安くなっています(例:東京-大阪間 約2,000円~1万円)。ほとんどのバスにはトイレが付いていますし、最近では、席がシェル型で個室のような空間が持てるバスもあります。席が2列の場合は、女性の隣に男性を座らせないなどの配慮がある場合がほとんどです。

小さなお子様連れや年配の方には少し大変かもしれませんが、元気で旅行費用を節約したい人にはお勧めの移動手段です。

レンタカーを借りてドライブを満喫

駅や空港から、電車がないエリアに移動する場合、またそのあともいろいろと観光地を巡りたい場合は、レンタカーを借りるのがお勧めです。特に田舎をのんびり旅したいとき、景色がきれいな日本の海岸線沿いをドライブしたいとき、そして沖縄旅行では、レンタカーが一番役に立つでしょう。また、家族連れなどのグループの移動も楽ですね。

日本では、車は左側通行なので、右側通行の国から来たら最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れると思います(私がそうでした笑)。もちろん、日本で使える国際免許証や、国によっては免許証の日本語翻訳文が必要になります。日本に来る前に、自国で手続きをしておいたほうが良いです。

冬の雪の降る地域ではお勧めしませんが、春から夏、秋のお天気のいい日のドライブはとても気持ちがよく、日本の自然の美しさを満喫できるでしょう。おもな空港や駅で申し込むこともできますが、ハイシーズンや人気エリアで乗る場合は、事前に予約しておいたほうが安心です。

まとめ

ここでは、日本に着いたあとの、おもな移動手段を7種類紹介してきました。

* まずは空港から都心部へ
* 地下鉄
* 電車・JR
* 新幹線
* 飛行機
* 高速バス
* レンタカー

それぞれに特徴があるので、ご自身の旅行プランや目的地にあった移動手段を選びましょう。現地でどれに乗ればいいか迷ったときは、近くの日本人に聞けば、きっと教えてくれると思います。しかし、新幹線や飛行機、レンタカーなどは、できるだけ事前に計画を立てて予約しておくと、旅行中も安心していろんな観光地を楽しむことができるでしょう。